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グローバル・スタディーズ批判

Cross-boundary Studies of Rethinking of Global Studies from the Indigenous people's points of views

池田光穂

こ のページは、日本学術振興会が時限付き(平成28年〜平成 30年:2016-2018年度)で公募テーマを設けた、科学研究費委員会特設分野研究部会グローバル・スタディーズ小委員会が運営マネジメントした「グ ローバル・スタディーズ」の枠組みについて的確に考え、批判し、そして、その改善にむけて提言するために、設けられたものである(→「グローバル・スタ ディーズの諸相」)。
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★当時の審査員のメンバーは下記のとおりである。こ の人たちが合議により、この分野の設置を決定し、「グローバル・スタディーズ」の科目をきめられた可能性がある。


◎グローバル・スタディーズとはなにか?

◎グローバル・スタディーズはどのような問題意識から出発しているか。

◎グローバル・スタディーズは、世界の開発問題から起源するという点で、SDGsの誕生と軌を一にしている。

◎グローバル・スタディーズに欠けている視点の存在

◎2008年グローバル・スタディーズ・コンソーシアムの開催

Global studies (GS) or global affairs (GA) is the interdisciplinary study of global macro-processes. Predominant subjects are global politics, economics, and law, as well as ecology, geography, culture, anthropology and ethnography. It distinguishes itself from the related discipline of international relations by its comparatively lesser focus on the nation state as a fundamental analytical unit, instead focusing on the broader issues relating to cultural and economic globalization, global power structures, as well of the effect of humans on the global environment. Prominent topics include migration, climate change, global governance and globalization.
グローバル・スタディーズ(GS)またはグローバル・アフェアーズ (GA)とは、グローバルなマクロプロセスに関する学際的な研究である。主な対象は、グローバルな政治、経済、法律、そして生態学、地理学、文化、人類 学、民族学などである。その代わりに、文化や経済のグローバル化、グローバルな権力構造、人間が地球環境に及ぼす影響など、より広範な問題に焦点を当てま す。主なテーマは、移民、気候変動、グローバル・ガバナンス、グローバリゼーションなどである。
Six defining characteristics of global studies were identified by scholars at the first annual meeting of the Global Studies Consortium in Tokyo in 2008:[2]

- Transnationality; which highlights the focus on global processes; rather than the connections between individual states studied in international relations;
- Interdisciplinary: global studies scholarship can involve politics, economics, history, geography, anthropology, sociology, religion, technology, philosophy, health as well as the study of the environment, gender, and race;
- Contemporary and historical examples range from the transnational activity of the Greek and Roman Empires to modern European colonialism;
- Postcolonial and Critical-theoretical in its approach: global studies often emphasizes a postcolonial perspective, and attempts to analyze global phenomena through a critical-theoretical, multicultural lens. This includes criticising perspectives of eurocentrism and orientalism in traditional conceptual frameworks.
2008年に東京で開催されたグローバル・スタディーズ・コンソーシア ムの第1回年次総会で、研究者たちはグローバル・スタディーズを定義する6つの特徴を明らかにした。

- トランスナショナル性:国際関係で研究される個々の国家間のつ ながりではなく、世界的なプロセスに焦点を当てることを強調する。
- 学際性:グローバル・スタディーズの研究には、政治、経済、歴 史、地理、人類学、社会学、宗教、技術、哲学、健康、さらに環境、ジェンダー、人種などの研究が含まれる。
- 現代および歴史的な例としては、ギリシャ・ローマ帝国の国境を 越えた活動から、近代ヨーロッパの植民地主義に至るまで、さまざまなものがある(→「人新世」)。
- ポストコロニアル、批判理論的アプローチ:グローバル・スタ ディーズは、しばしばポストコロニアルな視点を強調し、批判理論的、多文化的なレンズを通してグローバルな現象を分析しようとする。これには、従来の概念 的枠組みにおけるヨーロッパ中心主義やオリエンタリズムの観点を批判することも含まれる。
https://en.wikipedia.org/wiki/Global_studies
https://www.deepl.com/ja/translator

◎【批判的観点:01】人新世とプランテーション新世:Anthropocene and Plantationocene

もし、人新世(Plantationocene.html)という概念が、グローバル・スタディーズに影響をうけつつ登場したとすれば、 「プ ランテーション新世(Plantationocene)」は、それに似ていながら、その概念の政治的中立性というカモフラージュを払拭し、地球全体の人類 の苦境を表現する対抗的な概念で あることがわかるだろう。

人新世とは「人為的な気候変動に限らず、地球の地質や生態系に人類が大き な影響を及ぼし始めた時期から始まる地質学的なエポックの提案である。2022年2月現在、国際層序委員会(ICS)も国際地質科学連合(IUGS)も、 この用語を地質学的時間の区分として公式に承認しているわけではない。しかしながら、この地質時代区分は、第二次世界大戦後に社会経済や地球システムのト レンドが飛躍的に増加した「大加速」の 開始時期や「原子時代(the Atomic Age)」と重なる。人新世の開始時期については、12,000〜15,000年前の農業革命の始まりから1960年代まで、様々なものが提唱されてい る。しかし、1950年代の原爆実験による放射性核種の降下量のピークを、人新世の始まりとする説が有力で、1945年の最初の原爆の爆発、あるいは 1963年の部分的核実験禁止条約が制定された頃とされている」出典「」)。

他方、プランテーション新世(Plantationocene)は、「人新世」に代わる用語として「人新世の起源 を近世のアメリカ大陸 における植民地主義の始まりとし、プランテーションの歴史に注目することで、その背後にある暴力的な歴史を浮き彫りにした」かたちで提示された。プラン テーション新世(Plantationocene)とは「スペインとポルトガルの植 民者が、1,500年代までに、大西洋諸島で100年前に開発したプランテーションのモデルをアメリカ大陸に輸入し始めたことからはじまる(→「生態学的 帝国主義」)。これらのプランテーションのモ デ ルは、移住による強制労働(奴隷制)、集約的な土地利用、グローバル化した商業、絶え間ない人種的暴力に基づくもので、これらすべてが世界中の人間および 人類以外の生物の生活を一変させた。現在および過去のプランテーションは、植民地主義、資本主義、人種差別の歴史と、気温上昇、海水面の上昇、有害物質、 土地の処 分などに対して他の人間よりもリスクが大きい環境問題を切り離すことができないという」点で重要なのである(出典)。

◎【批判的観点:02】今日、世界レベルで指摘されることをなんでも突っ込めばグローバル・スタディーズになるのではないか?という批判

◎【批判的観点:03】グローバルなコンテクストの中で動く主体(エージェンシー)=先住民の観点からみると

クレジット

■本研究に至る過程(ここからのリンクは、10桁パスワード(pdf)等)※現在この10桁パスワードを失念したために、ファイルが開くことが できない状態です。そのため関連するページにリンクしています。

  • 平成30年度(採択)特定分野研究(グローバルスタディーズ)「先住民の視 点からグローバル・スタディーズを再構築する領域横断研究(KAKEN)」10桁パスワード(pdf): GS_kaken_shinsei_2017plus1to6.pdf
  • 平成29年度基盤研究B(落選)(文化人類学)「先住民と 人類学とのポストコロニアルな関係を模索する総合的研究(html ファイル)
  • 平成28年度基盤研究B(落選)《絶望して、申請しなかった年度です
  • 平成27年度基盤研究B(落選)(文化人類学)「中米マヤと日本アイヌ先住民族の文化復興に関する比較研究」10 桁パスワード(pdf):Guate_Ainu_2015.pdf
  • 平成26年度基盤研究B(落選)(文化人類学)「先住民研究ネットワークの形成:マヤとアイヌの文化復興に関する比較研究」10桁パスワー ド(pdf):Indigenous_Network2014.pdf
  • 平成22年度〜平成25年度(採択)基盤研究B・海外学術調査「中米先住民運動に おける政治的アイデンティティ:メキシコとグ アテマラの比較研究」最終報告書:JSPS_22401011.pdf
  • 書式

    リンク(先住民)

    リンク(グローバルスタディーズ関係)

    文献

    Copyleft, CC, Mitzub'ixi Quq Chi'j, 1996-2099

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